
メンバー。アンソニー・バック医学博士は、シアトルのワシントン大学医学部教授であり、フレッド・ハッチンソンがんセンターの研究者でもあります。スタンフォード大学とハーバード・メディカルスクールで学び、30年にわたり腫瘍内科の診療に携わったのち、現在は緩和医療の認定医として活動しています。
がん患者と腫瘍医のコミュニケーションに関する研究は、米国国立がん研究所などの支援を受けて進められ、その成果として、重い病と向き合う人とその家族を支えるための会話スキルを医師や看護師に教える501(c)(3)組織VitalTalkが生まれました。VitalTalkは医療教育分野でも有数の非営利スタートアップへと成長し、これまでに800人以上の教員を育成し、その教員たちが30万人を超える医療従事者向けにワークショップを実施しています。
こうした功績により、米国癌学会からは緩和ケア分野で初となるPathfinder in Palliative Care Award、米国臨床腫瘍学会からはWalther Cancer Foundation Palliative and Supportive Care Awardの第1回受賞者として表彰されました。現在はサイケデリック療法の研究にも取り組んでおり、2024年12月には医師と看護師を対象としたシロシビン療法の無作為化研究がJAMA Network Openに掲載されました。また、ウィドビー・インスティテュートで実施された、転移性がんとともに生きる人々を対象とするグループ・リトリート・シロシビン療法の研究にも関わっています。
長年にわたる禅の実践者であり、ロシ・ジョーン・ハリファックスの系譜で出家も受けています。