




David Hykesは、作曲家、歌手、ミュージシャン、レコーディングアーティスト、ビジュアルアーティスト、そして指導者として、瞑想的な音楽、メディテーション、ヒーリングをつなぐ活動を続けてきました。彼が創始したハーモニック・チャントとハーモニック・プレゼンスの実践は、音楽、瞑想トレーニング、調和をもたらすヒーリングの手法をひとつにまとめたものです。ニュー・ミュージック、瞑想的なチャント、ヒーリングサウンドの先駆者として、1975年にニューヨークでハーモニック・チャントを立ち上げ、同年に世界屈指の倍音アンサンブルとして知られるThe Harmonic Choirも始動させました。
これまでに12枚のアルバムを発表しており、その中には、倍音アルバムとして史上最も売れた作品のひとつであるHearing Solar Windsも含まれます。彼の録音作品では、ハーモニック・チャント、マントラ、スーフィー詩、詩的テキストが繊細かつ独創的に展開され、ウィンドハープ、スーフィーのネイ・フルート、タブラ、ザルブの打楽器、さらにネパールのボダナートにある巨大な鐘など、多彩な楽器が寄り添っています。
ニューヨークのセント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂では、10年間にわたりアーティスト・イン・レジデンスを務めました。その後フランスへ拠点を移し、1987年以降は同地をベースに活動しています。1980年からは、世界各地でハーモニック・プレゼンスのリトリートを主宰。音楽、瞑想、心、ヒーリングを結びつける彼の仕事は、ダライ・ラマのマインド・アンド・ライフ研究所でも紹介され、全米芸術基金、ユネスコ、エドワーズ財団アーツ基金、ロックフェラー財団などからも評価を受けています。
映画音楽の分野では、Baraka、The Tree of Lifeをはじめとする多くの作品に、いわゆる“sacred cinema”の音楽として参加してきました。ゾンサル・ケンツェ・リンポチェの招きにより、長編映画Travellers and Magiciansにも楽曲を提供しています。さらにビジュアルアーティスト、映画制作者としてHarmonic Visionsを展開し、チャントの響きを光とイメージへと変換することで、振動と視覚表現の一体性を探究しています。
1981年からはHarmonic Presence Foundationを率い、米国の前衛音楽の領域においても重要な役割を果たしてきました。チベット、トゥバ、モンゴルの音楽家と交流し学んだ、現代西洋人としての先駆的存在でもあります。ニューヨーク、GyutoとGyumeの僧侶たちとの公演をはじめ、ネパールでのダルマ支援イベント、またダライ・ラマ法王との催しなどで、フランス、アメリカ、カナダにおいてハーモニック・チャントを紹介してきました。故シーラ・ダール女史とも親交が深く、北インドのラーガ歌唱の名手であり著者として知られる彼女のもとで学びました。
David Hykesは長年にわたりダルマの学びを続けています。チョキ・ニマ・リンポチェのもとで帰依し、「衆生に幸せをもたらす根源の智慧に仕える者」という意味のShenpen Yesheという名を授かりました。現在もゾンサル・ジャムヤン・ケンツェ・リンポチェ、ツクニ・リンポチェに学び、機会があれば教えを受け続けています。若い頃には、ニューヨーク、サンフランシスコ、パリのGurdjieff Foundationsで約20年にわたる精神的探究を修め、Lord John PentlandとDr. Michel de Salzmannのもとで学びました。
現在は、パリ近郊にある音楽と瞑想のセンターPommereauを率いるフランスと、教え、演奏、講演のために活動するアメリカを行き来しています。Harmonic Presence Foundationを通じて、瞑想的伝統と、身体・心・ハートの調和の音楽に捧げられた現代的な活動を広く伝えています。