
Dr. Dennis McKenna,PhDは、自然由来の医薬品研究に長く携わってきたアメリカの民族薬理学者、研究薬物学者、講演者、著者です。Heffter Research Instituteの共同創設理事であり、サイケデリック医薬の治療的可能性を探る同機関で民族薬理学ディレクターを務めています。また、American Botanical Councilの諮問委員会メンバー、Institute for Natural Products Researchの創設者兼エグゼクティブディレクターでもあり、植物由来医薬品および栄養補助食品業界の独立研究コンサルタントとしても活動しています。これまでにPhytomedicine、International Journal of Phytotherapy、Phytopharmacologyの編集委員も務め、ミネソタ大学スピリチュアリティ&ヒーリングセンターでは非常勤教授として教鞭を執っています。
1979年にハワイ大学で植物学修士号を、1984年にブリティッシュコロンビア大学で植物科学の博士号を取得しました。その後、国立精神衛生研究所の臨床薬理学研究室およびスタンフォード大学医学部神経学教室でポストドクトラル研究を行っています。研究テーマは、アヤワスカやオオコケモモハイの薬理学、植物学、化学に及び、ペルー、コロンビア、ブラジルのアマゾンでの広範な民族植物学調査も行ってきました。1992年から1993年にかけては、ブラジルの宗教団体UDVにおける儀礼的アヤワスカ使用を生物医学的に検証するHoasca Projectを企画し、共同研究者として参加しました。さらに2004年から2008年には、Stanley Medical Research Instituteの支援のもと、認知症や統合失調症における認知機能障害への可能性を探るアマゾンの民族医薬研究で主任研究者を務めています。2010年には、ペルー・イキトスのUniversidad Nacional de la Amazonía PeruanaにあるAMAZ Herbariumの10万点超の標本をスキャン・デジタル化する3年計画、Botanical Dimensions/UNAP Digital Herbarium Projectでも共同主任研究者を務めました。
Dr. McKennaの研究は、Aveda Corporation向けの天然素材製品開発にも貢献し、植物由来医薬品への社会的理解を広げる役割も果たしてきました。査読付き論文は50本以上にのぼり、The Brotherhood of the Screaming Abyss: My Life with Terence McKennaなどの著作があります。また、弟のTerenceと共著したThe Invisible Landscapeでも知られています。論文はJournal of Ethnopharmacology、European Journal of Pharmacology、Brain Research、Journal of Neuroscience、Journal of Neurochemistry、Economic Botany、Alternative and Complementary Therapiesなどに掲載されました。さらに、2人の同僚とともに、ハーブサプリメントの重要な参考書として広く知られるBotanical Medicines: The Desk Reference for Major Herbal Supplementsを執筆しています。1970年代初頭にはシロシビン菌の栽培技術を開発し、Terence McKennaとともにO.N. OericおよびO.T. Ossの筆名でPsilocybin – Magic Mushroom Grower’s Guideを発表しました。
2017年には、同僚とともに英国バッキンガムシャーのTryingham Hallで開催された画期的な民族薬理学会議ESPD50の企画・発表に携わりました。この会議は、1967年にサンフランシスコでNIMHの支援により行われた最初のESPD会議から50周年を記念するもので、Facebookライブ配信は28万5千人以上に視聴されました。1967年と2017年の両会議の議事録は、2018年1月にSynergetic Pressからコレクターズエディションの2巻ボックスセットとして刊行され、同時に対応するインタラクティブeBookもリリースされています。現在はSoltara Healing Centerの諮問委員会に加わり、栽培、パーマカルチャー、エコ・イニシアチブに関する知見、さらにシロシビンをはじめとするサイケデリック医薬の薬理学、民族薬理学、治療応用に関する教育面で、その経験を生かしています。