
1981年に、優れた成就者を輩出してきた由緒あるチベット仏教の名家に生まれ、7代にわたる深い精神的継承を受け継いでいます。生き生きとした存在感と親しみやすい人柄をあわせ持ち、長く磨かれてきた実践の伝統を今に伝える存在です。
リウォチェ・タクルン・カギュ派の座主の一人であり、ニンマ派に伝わるチョギュル・リンパの伏蔵法の継承者でもあります。カギュ派の摂政たちに認定され、ダライ・ラマ法王より出家を受け、幼いころから当代随一の高徳なラマたちのもとで伝統的な仏教教育を受け始めました。その後、インド・ビルにあるゾンサル高等仏教学研究所で学びを深めています。数年後には出家戒を返上し、家系を継ぐために結婚しました。
現在は、カーニン・シェドルプ・リン僧院のヴァジュラマスターを務めるほか、ネパールの複数の僧院の住職としても活動し、チベットの僧院や修行センターへの支援も行っています。また、北米やアジア各地のダルマセンターを率い、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、南米、東南アジアでも幅広く指導しています。さらに、チョギュル・リンパ財団を主宰し、南アジアで多岐にわたる人道支援プロジェクトを統括しています。
教えは明快で力強く、実践的であることが大きな特徴です。大円満、マハームドラーの作為なき非概念の瞑想、菩薩道の継続的な実践、そして智慧と慈悲を説く大乗の教えに重点を置いています。常に仏陀の経典の根本と、偉大なインドの師たちの論書へと意識を立ち返らせます。その理念を支えるため、複数の経典や論書、その他のダルマ文献の翻訳と刊行も監修しています。