
幾重にも歴史と文化が折り重なるイスタンブールで育ち、幼い頃からその街の持つ複雑さに触れてきました。子どもの頃に高度な側弯症と診断され、身体を繊細で予測しづらいものとして感じながら過ごしてきた経験が、彼女の歩みに深く影響しています。やがて腰痛による1年にわたる強い不動状態を経て、マインドボディ医学と出会い、身体とのつながりを取り戻しながら神経系を支え、これまで想像できなかったほどの回復へと開かれていきました。
その過程で、痛みや不安、神経系の乱れが、多くの人にとって身体や自然、他者との分断によっていっそう強まることに気づきました。現在は、呼吸と神経系にやさしく立ち返り、本来備わっている癒しと主体性を思い出せる場をつくっています。さらにこの1年は、ブレスワークと癒しを脱植民地的な視点から探求し、呼吸を身体化された叡智と集合的な解放へ戻る道として深めています。