
17歳になるまで、私の世界は大西洋に浮かぶ約400平方マイルの美しい島々でした。やがてボストンで雪に出会い、今ではアゾレスとアメリカ、二つのアイデンティティのどちらにも自然に身を置けるようになりました。二つの文化と二つの言語を行き来しながら、英語を第二言語として20年以上、新聞や雑誌のライター兼編集者として仕事を続けてきました。それでも、心の深いところではずっと故郷を求めていたのです。
アゾレス諸島は、今も大西洋に残る最も知られざる宝のひとつです。ボストンからわずか4時間半で行けるのに、日常からは驚くほど離れた場所。火山が生んだ雄大な景観と、アウトドアを満喫できる自然にあふれ、じっくり味わうためにあるような島々です。まだ旅先として大きく知られきっていないからこそ、より個人的なかたちでその魅力を伝えたいと感じました。
私にとって旅が最も豊かに感じられるのは、その土地と本当に心がつながったときです。リオでは友人のおかげで街をより深く知ることができ、アイルランドでは母と息子の家に滞在したことで、夜の地元のパブへ連れて行ってもらいました。そうした“内側からのつながり”こそ、minuvidaを通してお届けしたいものです。温かな歓迎、地元ならではの視点、そしてアゾレスで待っていてくれる友人がいるような安心感を感じていただければと思います。